【新唐人2015年03月17日】中共の全国人民代表大会が15日に閉幕しましたが、16日午前0時、当局は中央軍事委員会元副主席、徐才厚の死亡を発表しました。当局が徐才厚の取り調べを発表したのはちょうど1年前でした。徐才厚の死亡日について、様々な憶測が飛び交っているほか、徐才厚の政変計画加担と臓器狩りの関与なども注目されています。
「中共軍の大トラ徐才厚 がんで死亡」。アメリカのCNNやイギリスのBBCなど、世界の大手メディアもタイムリーにこの情報を伝えました。
ウェイボーなどでは「徐才厚」というキーワードがまだ封鎖されていません。ただ検索にヒットするのは、共産党メディアの報道です。
16日午前0時、中共官製メディアが71歳の軍事委員会元副主席、徐才厚がぼうこう癌末期を患っていたが、全身に転移し、他臓器不全で死亡したと伝えました。官製メディアは「徐才厚の犯罪事実ははっきりしており、刑事責任を追及すべきだ」が、死亡のため、不起訴を決めたと伝えました。
取り調べの発表からちょうど1年になる3月15日に徐才厚が死亡したと発表されました。これについて中国のネットユーザーらは、当局が全人代閉幕を待って徐才厚の死亡を発表したことから、政治粛清をエスカレートさせる意図が見え隠れすると考えています。
徐才厚は江沢民元総書記が抜擢した軍の高官で、去年習近平当局によって党籍を剥奪されました。元政法委員会書記、周永康との密接な関係が指摘されており、さらにある報道では徐才厚は周永康の政変計画に加担していただけでなく、軍病院の良心の囚人や法輪功学習者からの臓器狩りにも関与していたと指摘されました。
一方、中共衛生部の元副部長、黃潔夫(こうけつふ)は前日、メディアにおいて「周永康の失脚によって死刑囚の臓器移植利益チェーンが打破された」と述べました。会話の中では、タブーとされていた臓器狩りをあっさり認めました。
中共衛生部元副部長 黃潔夫
「はっきりしています。周永康が大トラなのです。彼は政法委員会書記で、元政治局常務委員です。これは周知の通りです。新聞は毎日彼の背景について報道しています。死刑囚の臓器は一体どこから来たのかはっきりしているのでは?」
中共官製メデイアは先日、周永康、令計画などに対して公判を行う可能性があると伝えたばかりですが、徐才厚が死亡したため、今後の江沢民、曾慶紅などに対する政治粛清が注目されます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/03/16/a1184825.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)